沖縄本島の東海上にあった熱帯低気圧は27日夜に最大風速が台風の基準である約17メートルを上回り、再び台風8号となった。28日午前は沖縄本島南部付近にあり、午後以降は西方へ遠ざかると予想される。気象庁は沖縄と奄美地方では大雨や強風、高波に注意するよう呼び掛けた。
 8号は28日午前9時、那覇市の東約30キロの海上を時速20キロで西へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートル。北東側500キロ以内と南西側280キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 一方、大型で強い台風9号は小笠原諸島の東海上を時速30キロで北へ進んだ。中心気圧は965ヘクトパスカル、最大風速40メートル。南東側150キロ以内と北西側110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、南東側650キロ以内と北西側440キロ以内が強風域。
 31日まで同諸島近海にとどまるが、8月2日には関東や東北から東へ離れた海上に北上する見込み。 

(ニュース提供元:時事通信社)