2026/03/17
防災・危機管理ニュース
【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は16日、イランが事実上封鎖している原油輸送の要衝ホルムズ海峡への艦艇派遣を日本などに改めて呼び掛けた。その上で「熱心な国もそうでない国もある」と述べ、英国とフランスが協力するとの見通しを示す一方、非協力的な国々に応じるよう圧力をかけた。
ホワイトハウスで報道陣の質問に答えた。トランプ氏は、非協力的な国々の名前を挙げなかったが、「私は議会で、なぜわれわれを守らない国々を守るのかと問うつもりだ」と強調した。さらに「喜んでわれわれを助けに来るべきだ。われわれは長年彼らを助け、戦争に巻き込まれないようにしてきたのだから」と主張し、派遣に消極的な同盟国への不満をあらわにした。
一方、日本を名指しし、石油の大半を「海峡を通じて得ている」と言及。他にホルムズ海峡への依存度が高い国としてオーストラリアや、同盟国でない中国にも触れ、協力を求めた。
また、イランの新最高指導者モジタバ・ハメネイ師について「片足を失った、ひどいけがをしている、と言われている。死んだ、と言う人もいる」と指摘し、実際のところイランの指導者が「誰かさえ分からない」と語った。
米イスラエルの対イラン軍事作戦は開始から17日目に入り、戦闘は長期化の様相を呈している。イランへの爆撃が続く中、アラブ首長国連邦(UAE)では空港や石油施設にイランからとみられる無人機の攻撃があった。カタールの首都ドーハでも爆発音が聞かれたという。
米ニュースサイト「アクシオス」は16日、米国とイランがここ数日間、直接対話を行っていると報じた。米国のウィトコフ中東担当特使とイランのアラグチ外相がテキストメッセージを交換しているが、どのようなやりとりをしているかは不明だとされる。
〔写真説明〕16日、ホワイトハウスで報道陣の取材に応じるトランプ米大統領(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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