30日午前7時ごろ、JR上野駅付近の変電所で停電が発生し、常磐線快速などが上下線の一部区間で約7時間にわたり、運転を見合わせた。JR東日本によると、上野駅の同線ホームで架線が断線し、約23万人が影響を受けた。
 常磐線では駅間に停車した列車4本の乗客約7380人を線路上に降ろし、最寄り駅まで誘導。6人が体調不良などを訴え、1人が搬送された。
 常磐線は各駅停車を除き品川―土浦間で運転を見合わせ、午後1時50分ごろに再開した。宇都宮線と高崎線も一時運転を見合わせ、午前8時すぎに再開したが、東海道線との直通運転を中止。計81本が運休し、156本が最大6時間53分遅れた。
 JR東によると、折り返し運転のため上野駅ホームに停車していた列車のパンタグラフと架線の間に異常な電流が流れ、断線したとみられる。列車や架線に外観上の異常はなく、同社は詳しい原因を調べる。
 同社では16日にも、夜間工事の作業ミスが原因で、山手線が始発から約8時間運転を見合わせるトラブルがあったばかり。担当者は「16日に続き、朝の通勤通学時間帯に多くのお客さまに多大なご迷惑をおかけし、大変申し訳ない」と謝罪した。 
〔写真説明〕JR上野駅で架線の復旧に当たる作業員=30日午前、東京都台東区
〔写真説明〕常磐線が運転見合わせとなり、「準備中」と表示された電光掲示板=30日午前、JR上野駅

(ニュース提供元:時事通信社)