【ワシントン、カイロ時事】トランプ米大統領は2日のCNNテレビのインタビューで、対イラン攻撃に関し「本格的な攻撃を始めていない。大規模なものが間もなく来る」と語った。米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長も同日の記者会見で、中東に部隊を追加派遣すると明言した。
 トランプ氏はまた、ホワイトハウスでの演説で「(イラン攻撃は)どれだけ時間がかかろうと、(目標達成に)必要なことは必ず成し遂げる」と述べ、継続を表明した。「当初は(戦闘の期間を)4、5週間と見込んでいた。われわれにはそれよりはるかに長く続ける能力がある」と長期化を示唆した。
 米イスラエル両国とイランは激しい戦闘を続け、中東情勢は悪化の一途をたどっている。米軍は2日、対イラン軍事作戦の米兵の死者が2人増え、6人になったと発表した。
 トランプ氏は演説で、今回の攻撃を「邪悪な政権がもたらす耐え難い脅威を排除するための最後で最良の機会だった」と説明。イランの核・ミサイル関連施設や海軍の破壊が「われわれの目標だ」とも明らかにした。
 一方、イランで外交や国防を統括する最高安全保障委員会のラリジャニ事務局長は2日、「われわれは長期戦に備えている」と強調し、徹底抗戦の構えを示した。
 カタール国防省は2日、イランから飛来した軍用機2機を撃ち落としたと発表した。アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビでは、イランのものとみられる無人機が燃料貯蔵施設を攻撃し火災が発生。サウジアラビアやカタールでもエネルギー施設に攻撃があり、操業に影響が出たという。 
〔写真説明〕2日、ホワイトハウスで演説するトランプ米大統領(ロイター時事)

(ニュース提供元:時事通信社)