2026/05/12
防災・危機管理ニュース
日銀は12日、4月27、28日に開いた金融政策決定会合の主な意見を公表した。政策委員の一人は「中東情勢が不透明な状況が続いても、次回以降の決定会合での利上げ判断はあり得る」と指摘。さらに「今の時点で慌てる必要はないが、景気減速の明らかな兆候がない限り、早期に利上げに進むべきだ」との見解も示されるなど、原油価格の高騰による物価上振れへの懸念から早めに対応すべきだとの意見が相次いだ。
同会合では金融政策の現状維持を決めたが、政策委員9人のうち3人が反対し、利上げを提案した。市場では、次回の6月会合で利上げするとの見方が広がっている。
ある委員は「ホルムズ海峡が商業的に航行可能になるまでには時間を要するため、原油価格がしばらくの間、高止まりするシナリオも視野に入れるべきだ」として、当面はインフレ圧力が続く可能性に言及。「物価の上振れリスクが高まる場合には、利上げペースをちゅうちょなく加速する必要がある」との意見も出された。
一方で、中東情勢の緊迫化が長期化して本格的なサプライチェーン(供給網)が混乱すれば、「利上げを行わずに緩和的な環境を維持することが望ましい」との見方もあった。
〔写真説明〕日銀本店で開かれた金融政策決定会合に臨む植田和男総裁(中央)ら=4月28日、東京都中央区(代表撮影)
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/06/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/02
-
-
-
失われた危機意識を取り戻す災害図上訓練で自分ごと化 ミツバ
どのメーカー系列にも属さず、複数の自動車メーカーや1次サプライヤーに四輪と二輪用の電装部品を供給する独立系のサプライヤーであるミツバ(群馬県桐生市、日野貞実代表取締役社長)。近年、過去に考えられた災害対策が、途絶えつつあった。同社では“自分ごと化”で従業員の危機意識を高めるため、災害図上訓練を実施。参加者の意欲が高まり、対策用の新たな要望が集まるなど、確実な手応えを感じている。
2026/05/26
-
-
-
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方