2014/09/20
C+Bousai vol1
地域コミュニティ継続計画の概要
地域コミュニティ継続計画作成ガイドには、南海トラフに起因する地震災害の被害想定と河川氾濫や土砂災害の被害想定個所、災害情報の入手方法、市の対応概要、避難準備・避難勧告・避難指示などへの対応方法などが分かりやすくまとめられている。同時に、地域コミュニティ単位で、市が指定する避難所以外の一時避難所や、災害時の地域の重要拠点などを地域住民に書き入れてもらうよう工夫されている。
市では、地域コミュニティの継続計画作成ガイドを自治会やコミュニティ協議会など市内44地域に配布。これに加えて、避難所運営の手引きも配布した。さらに、コミュニティごとに防災マップを作成するよう呼びかけ、①地域コミュニティ継続計画、②避難所運営の手引き、③防災マップの3点セットでの防災体制を推奨している。
避難所運営の手引きは、災害時に避難所を開設するまでの手順や注意点をチェック項目で確認できるようにまとめ、避難所運営組織の基本的な体制を例示。各班に求められる活動も整理した。さらに、避難所となる建物の安全性がチェックできる「建物被災状況チェックシート」を木造・非木造別に添付。その他、避難所の運営ルール例、避難者の管理に役立つ避難者カード、避難所入所記録簿などを巻末資料としてまとめている。
防災マップは、地域コミュニティごとに避難所の場所や病院の場所を記載しておくことを推奨。さらに、地図の作成に先立ち、できるだけ街歩きをすることを呼びかけ、古い橋梁やブロック塀、倒壊危険家屋など、危険な個所についても記載しておくことを勧めている。また、ガソリンスタンド、ホームセンター、スーパーなどについても地図上に示すとともに、災害時における地域コミュニティとの連携方法などについて事前に打ち合わせを行うことを推奨している。防災マップづくりには、市単独予算から150万円を上限に、デザイン費や印刷費、講師への謝金などの補助金も出している。
C+Bousai vol1の他の記事
- 「対策」ではなく「思想」を創る 住民と900回のコミュニケーション (高知県黒潮町)
- C+Bousai 創刊挨拶、地区防災計画学会 案内
- 特別対談|住民の権利と責任を制度化 自ら考え行動する地産地消の防災
- 市内全域8地区で防災計画 住民主体でガイドブックも作成 (北海道石狩市)
- 地域コミュニティごと防災計画策定 避難所運営計画、防災マップ作成も呼びかけ (香川県高松市)
おすすめ記事
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/05/19
-
-
-
-
追跡調査中のハンタウイルス感染症原因ウイルスにはどんな特徴が?
世界保健機関(WHO)が5月4日に大西洋を航行中のクルーズ船で乗客3人が死亡し、ハンタウイルスの感染が疑われると発表した。その後、日本人1人を含む乗員と乗客はスペイン領テネリフェ島で下船。各国で追跡調査が行われている。ハンタウイルスは、いったいどんなウイルスなのか。ハンタウイルスに詳しい北海道大学大学院の苅和宏明特任教授に聞いた。
2026/05/14
-
-
-










※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方