2021/12/14
ニュープロダクツ

アイコムは、免許・資格不要で誰でも気軽に使うことができ、双方向での同時通話に対応した無線LANトランシーバー「IP110H」を販売する。アンテナ、バッテリーを内蔵したコンパクトボディによる携帯性から、ホテル、ブライダル、介護施設、ショッピングモール、ホームセンター、工場、倉庫など、様々なビジネスシーンでの活用を提案するもの。
同製品は、IPネットワーク上の無線LANアクセスポイントを経由して通信するため、入り組んだ建物内や高層階と低層階、地下など、従来のトランシーバーでは通話しにくい場所での通信に適す。アクセスポイントを増設することで、通信範囲を手軽に拡張できる。
また、VPN回線を利用した離れた拠点との通信や、別売の通信拡張ユニットを使用した従来の無線機やIP電話(内線/外線)との連携も可能。Bluetooth機能により、ヘッドセットとトランシーバー間のワイヤレス通信にも対応する。
同製品は、重要な連絡や情報を再確認できる「録音再生機能」、本製品を使用している人が一定時間操作しなかったときに緊急通信機能を発動する「Lone Worker」、倒れるなどして一定以上本体が傾いた状態が続いたときに緊急通信機能を発動する「マンダウン機能」といった災害時に役立つ機能を搭載する。さらに、水回りでも安心して使える IP67/IP54の防塵・防水性能や、「セルフィール」による抗菌・抗ウイルス加工といった特徴を備える。
同製品の外形寸法は、幅57×高さ96.9×奥行き25.1ミリメートル(突起物を除く)。重量は約146グラム。運用時間は、約20時間以上(送信1、受信1、待受け8の割合で繰り返し運用の場合)。充電時間は約4時間。希望小売価格はオープン価格。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
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