2022/02/17
ニュープロダクツ

建築・土木仮設資材・機材・機械の賃貸・販売などを手がける日本セイフティーは、水が使えない状況下でも使用できる、手動式ラップ機構を搭載した簡易トイレ「ラップポン PF-1」(4月5日発売)を販売する。「臭わず、衛生的に使える」、「軽くコンパクトだけれど丈夫」、「誰にでも分かりやすい簡単操作」、「求めやすい価格での購入が可能」といった点を考慮して開発したもの。
同製品は、密封個包装のための手動式ラップ機構を搭載。水を使わず、熱圧着によって排泄物を1回毎に密封することで、臭いも菌も漏らさず衛生的に保てる。排泄処理後の二次感染防止にも役立つ。汚物袋には多層構造の防臭特殊フィルムである「BOS」を採用し、熱圧着とのW効果で排泄の悪臭を汚物袋の外に漏らさない。個別密閉された汚物袋は、オムツと同様の処理が可能。
同製品の組み立ては、折り畳み式の胴体を広げ、台座を入れた後に、便座ユニットを設置する3ステップのみ。レバーを引いて、上に持ち上げる手動操作により、通電させて汚物袋を熱圧着させる。
製品重量は4.2キログラム(梱包時は約5.0キログラム)。組立サイズは、幅376×奥行510×高さ400ミリメートル。収納箱サイズは、幅170×奥行560×高さ410ミリメートル。材質は、胴体・台座・便座ユニットがポリプロピレン、汚物袋がポリエチレン、凝固剤が高吸水性樹脂。耐荷重は100キログラム。定格電圧はAC100ボルト、DC12ボルト。定格消費電力は35ワット。
カラーはネイビー。付属品は、汚物袋30個、凝固剤30袋、持ち運び用のトートバッグ。価格は4万6200円(税込)。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
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