セコムは12日、新たに開発した自律巡回して施設などへの侵入を監視するドローンを報道陣に公開した。離着陸や飛行だけでなく、AI(人工知能)による侵入者の検知、追跡も自動でこなす。来年上期からレンタル方式での提供を目指しており、費用は設備込みで月額100万~200万円程度の見込み。
 同日、千葉県浦安市の施設で公開された「セコムドローンXX(ダブルエックス)」は、3次元地図を基に事前に設定されたルートを巡回。搭載されたカメラの映像からAIが不審な人や自動車などを検知し、オペレーターが指示すると自動で追跡する。スピーカーから音声を出し、侵入者を威嚇することもできる。
 監視可能な範囲は最大半径約6キロで飛行時間は最大20分。ただ、自動で「格納庫」に離着陸して充電済みバッテリーに交換できるため、24時間継続して監視が可能という。 

(ニュース提供元:時事通信社)