【エルサレム時事】イスラエル軍は１０月３１日、パレスチナ自治区ガザ北部ジャバリアの難民キャンプを空爆した。ガザ保健省によると、５０人以上が死亡したほか、数十人ががれきの下に閉じ込められているもようだ。イスラエルは攻撃の手を緩めておらず、ガザでの犠牲者がさらに増えることは避けられない。エジプトに隣接するガザ南部のラファ検問所が１日、開放され、外国人や負傷したパレスチナ人の退避が始まった。
　ガザ保健省は１日、イスラエル軍の攻撃による死者が子供約３６５０人を含む約８８００人に上ったと発表。イスラエルでも１４００人以上が死亡しており、双方の死者は１万人を超えた。　
〔写真説明〕イスラエルの空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ市近郊の街を歩く住民＝１０月３１日（ＥＰＡ時事）
〔写真説明〕１日、パレスチナ自治区ガザ南部のラファ検問所に入る人々（ＡＦＰ時事）
〔写真説明〕１０月３１日、イスラエル軍の空爆を受けたパレスチナ自治区ガザ北部ジャバリアの難民キャンプ（ロイター時事）

（ニュース提供元：時事通信社）