現地イベントに注意を

(イメージ:写真AC)
 

海外における安全対策を適切に講じる上で、事前の現地に関する情報収集が重要なのは言うまでもありません。

その中で、一般の犯罪に関する情報は当然ながら、特に注意すべきことは、渡航期間中の現地でのイベントの開催予定や祝日等の有無について確認することです。

おそらく、毎年繰り返される行事の中でもクリスマスや年末年始であれば、日本での季節感も相まって、現地での状況も想像しやすいでしょう。

しかし、日本では必ずしも広く知られていない可能性のあるラマダン(イスラム教徒が多い国)、ディワリ(インド等)、春節(中国等)のような期間での渡航は、現地の一部交通機関が満席・渋滞して通常以上に移動に時間を要する可能性があります。

それだけではなく祝賀行事の開催や露店の出店で多くの人が集まるため、テロ等の標的になり得ます。

また、7月7日(1937年)の 廬溝橋事件のように、過去の日本との歴史に関わる記念日も、渡航時の日本との外交・政治・経済の情勢に応じて、一定の配意が必要でしょう1