2024/05/13
防災・危機管理ニュース
ロシア西部ベルゴロド州の州都ベルゴロドで12日、集合住宅の一部が崩壊し、現地メディアによると、がれきに埋もれた15人が死亡した。ロシア国防省は、ウクライナ軍の弾道ミサイルを迎撃した際に破片が命中したと主張した。
一方、ウクライナのメディアは、集合住宅が「内側」から破壊されたという見方を伝えた。SNSで拡散された監視カメラ映像には、低層階で爆発が起き、10階から1階までが一気に崩れ落ちる様子が収められている。ミサイルなどの落下は映っていない。
ベルゴロド州はウクライナ北東部ハリコフ州と接し、国境が「前線」と化して双方による攻撃の応酬が激化している。ロシア軍は10日、国境地帯で新たな侵攻に動き、国防省は11、12両日に計9集落を制圧したと発表。ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で「防衛作戦」が続いていると危機感をあらわにしている。
ハリコフ州のシネグボフ知事によると、国境地帯ではロシア軍の砲撃や空爆によって連日、住民に死者が出ている。これまで4000人以上が避難したという。
〔写真説明〕12日、ロシア西部ベルゴロドで一部が崩壊した集合住宅(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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