24日の東京株式市場の日経平均株価は大幅反落し、下げ幅を一時、前日比700円超に広げた。米国の早期利下げ期待が後退し、米主要株価指数が23日に続落した流れを引き継ぎ、幅広い業種で売りが先行した。午前の終値は454円07銭安の3万8649円15銭。
 23日の米国市場では、米景気の底堅さを示す経済指標の発表を受けて利下げ期待が後退し、長期金利が上昇。優良株で構成するダウ工業株30種平均は今年最大の下げ幅を記録した。米国株が業種を問わず幅広く値下がりしたため、東京市場も売りが優勢となった。 
〔写真説明〕下落した日経平均株価を示すモニター=24日午前、東京都中央区

(ニュース提供元:時事通信社)