2014/06/17
防災・危機管理ニュース
株式会社昭電(東京都墨田区)は、太陽光発電(以下PV)所の防災対策・防犯対策の必要性と方法を広く正しく周知するため、同社成田工場内にPV向け展示場「BCP対策モデルパーク」を建設、2014年5月に公開した。
PV市場は2012年7月にスタートした「PVの固定価格買取制度」以降、産業用のPV市場が急速に拡大しており、雷・地震などの災害や不審者の侵入防止など、安定した発電事業には様々なリスクに対応する必要がある。
総合安全対策企業の昭電は、これまでも50年におよぶ豊富なテクノロジーと工事実績、最新鋭の試験設備により開発した安全性の高い製品やシステムをPV向けソリューションとして提案してきたが、実際の設備でよりわかりやすく説明・提案をするため本モデルパークを建設。
主な展示品はパワーコンディショナー(PCS)や気象観測装置を保護する「各種雷害対策製品」、PCSや付帯設備を地震から守る「免震装置」、防犯面を強化した「侵入監視ソリューション」、その他信頼性・機能性の高い「接続箱」、「シェルタ」など。見学は完全予約制。昭電のホームページより問合せのこと(http://www.sdn.co.jp)。
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