2025/04/08
防災・危機管理ニュース
風邪症状などの総称「急性呼吸器感染症(ARI)」について厚生労働省は8日までに、感染症法上の5類に位置付け、定点医療機関に患者数を報告させる運用を始めた。新型コロナウイルスの経験を踏まえ、感染症の動向を幅広く監視することで、未知の病気の発生を迅速に把握するのが狙い。
ARIは風邪症状をはじめ、新型コロナやインフルエンザなど呼吸器症状を伴う感染症で、飛沫(ひまつ)などで感染が拡大しやすい特徴を持つ。厚生科学審議会(厚労相の諮問機関)の感染症部会が昨秋、5類に位置付けることを了承していた。
全国に約3000カ所ある定点医療機関で、患者にせきや喉の痛み、鼻水などの急性症状があれば報告対象となる。医療機関は1週間当たりの患者数を各保健所に報告し、都道府県を通じて厚労省が把握する。感染対策に役立てるため、一般にも公開される。
〔写真説明〕厚生労働省=東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
ラストワンマイル問題をドローンで解決へBCPの開拓領域に挑む
2025年4月、全国の医療・福祉施設を中心に給食サービスを展開する富士産業株式会社(東京都港区)が、被災地における「ラストワンマイル問題」の解消に向けドローン活用の取り組みを始めた。「食事」は生命活動のインフラであり、非常時においてはより一層重要性が高まる。
2025/09/15
-
-
機能する災害対応の仕組みと態勢を人中心に探究
防災・BCP教育やコンサルティングを行うベンチャー企業のYTCらぼ。NTTグループで企業の災害対応リーダーの育成に携わってきた藤田幸憲氏が独立、起業しました。人と組織をゆるやかにつなげ、互いの情報や知見を共有しながら、いざというとき機能する災害対応態勢を探究する同社の理念、目指すゴールイメージを聞きました。
2025/09/14
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/09/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/09/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方