2025/05/12
防災・危機管理ニュース
【ニューヨーク時事】米連邦航空局(FAA)の発表によると、ニューヨーク近隣に位置するニューアーク国際空港(ニュージャージー州)離着陸の航空機を誘導する管制施設で11日、また通信障害が発生した。これを受け、FAAが45分間の飛行禁止令を出したため、少なくとも80便が欠航、約200便に遅延が出た。
ニューアーク空港の空域を管轄しているのはペンシルベニア州フィラデルフィアの管制施設で、通信障害が発生するのは過去2週間で3度目。先月28日には管制レーダーのコンピューター画面が約60~90秒間消えたほか、航空管制官と航空機の通信が30秒間途絶えるという深刻なトラブルが発生。また、今月9日にもレーダーが90秒間作動しないという問題が生じた。
管制システムの老朽化が原因とみられるが、重大事故につながりかねず、空の安全性が強く懸念されている。ニューアーク空港は羽田・成田両空港への直行便も離着陸しており、多くの日本人が利用している。
〔写真説明〕ニューアーク国際空港=7日、米ニュージャージー州(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)

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