【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のジャンエリック・パケ駐日大使は9日、東京都内のEU代表部で記者会見し、日本を「価値観を共有する同志」と位置付け、防衛や経済安全保障、産業振興を柱に協力関係を一段と深める必要があると訴えた。
 ロシアのウクライナ侵攻や中国の海洋進出など地政学的リスクが高まる中、パケ大使は「欧州とインド太平洋の安全保障は不可分だ」と強調。機密情報の交換を可能にする情報保護協定の締結や、防衛産業間の対話などを推進する考えを示した。 
〔写真説明〕欧州連合(EU)のジャンエリック・パケ駐日大使(駐日EU代表部提供・時事)

(ニュース提供元:時事通信社)