ロシア軍は9日、ウクライナ東部ドネツク州の集落ヤロワを空爆した。現地メディアによると、少なくとも24人が死亡。年金の受給に並んでいた住民が犠牲になったという。ゼレンスキー政権が任命した同州のフィラシキン知事は「もはや軍事行動ではなくテロだ」と糾弾した。
 現場は2022年にロシアがいったん制圧後、撤退した地域。歴史的遺産であるスビャトヒルスク大修道院に近い。ロシア軍は前線から同州の都市スロビャンスクを狙い、再び猛攻を仕掛けているとみられる。 
〔写真説明〕スビャトヒルスク大修道院=2022年10月、ウクライナ東部ドネツク州(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)