東京管区気象台は12日、東京都大田区令和島で11日午後3時半ごろ発生した突風は、風速毎秒約30メートルと推定され、6段階の「日本版改良藤田スケール」で最も弱いJEF0に当たると発表した。近くの羽田空港では同3時32分に最大瞬間風速30.9メートルを観測している。
 警視庁や東京消防庁によると、令和島では当時、複数のコンテナが崩れて男性2人が巻き込まれた。このうち重機に乗っていた男性がコンテナの下敷きとなり死亡。もう1人も胸部打撲のけがをした。
 同気象台の現地調査の結果、突風の種類は竜巻ではないと判明。積乱雲からの下降気流が地面に衝突後、水平方向に激しく流れるダウンバーストか、積乱雲の下から冷たい空気が広がるガストフロントの可能性が高いという。 

(ニュース提供元:時事通信社)