三井金属は11日、連結子会社の八戸製錬(青森県八戸市)について、青森県東方沖の地震で自動車部品などに使われる「精留亜鉛」の生産設備が被害を受けたと発表した。復旧まで4カ月前後かかる見込みで、来年2月以降に予定していた大規模改修を前倒しして対応する。この改修を見込んで在庫を確保しているため、「精留亜鉛の出荷がすぐに止まることはない」(三井金属)という。また、グループ会社からの代替品調達などと合わせ、「供給網への影響を最小限にするように取り組む」(同)としている。 

(ニュース提供元:時事通信社)