慶応大は26日、人工知能(AI)時代の報道機関の在り方に関する提言を公表した。金銭目的で刺激的な情報を投稿する「アテンション・エコノミー」の広がりや生成AIの普及は、偽・誤情報を拡散して民主主義を危うくすると指摘。報道機関は「多角的に検証された情報を届ける仕組み」を担う重要性を再確認し、AI生成物との差別化を図るべきだと訴えた。
 提言をまとめた同大の山本龍彦教授は記者会見し、「これから衆院選だが、真偽が入り交じる情報空間で報道機関の役割は非常に重要だ」と強調。「プラットフォーム(巨大IT企業)の監視などの新たな使命や自己規律が求められる」と述べた。 
〔写真説明〕AI時代の報道機関の在り方について、提言を公表する慶応大の山本龍彦教授=26日午前、東京都港区の同大

(ニュース提供元:時事通信社)