東日本大震災から15年を迎えるのを前に、時事通信が2月に実施した世論調査で震災発生当時の記憶が風化していると感じるかを聞いたところ、65.4%が「感じる」と回答した。記憶の風化を防ぐためにできることを複数回答で聞くと、半数以上が報道や体験記に接することを挙げた。
 東日本大震災の発生当時の記憶が風化していると感じるかについては、「とてもそう感じる」が12.8%で「そう感じる」は52.6%に上った。これに対し、「まったくそう感じない」は4.1%、「あまりそう感じない」は26.8%だった。
 そこで、記憶の風化を防ぐために自分ができると思うことを7項目から複数回答で聞いた。最多は「関連する報道やドキュメンタリー、体験記に接する」の53.1%。「当時の経験や記憶を家族や友人と話題にする」28.2%、「東日本大震災に関する展示などを鑑賞する」23.2%、「被災地の復興を支援するためのふるさと納税や寄付をする」22.7%が多かった。
 以下、「当時の経験や記憶を対外的に発信する」16.6%、「被災地や震災遺構を訪れる」15.7%、「災害ボランティアに参加する」8.5%の順だった。
 調査は2月13~16日、全国の18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は55.7%。 
〔写真説明〕震災遺構「茶茶丸パーク時計塔」の時計は、津波が襲った午後3時25分で止まっている=2024年3月、岩手県大船渡市

(ニュース提供元:時事通信社)