2026/06/08
防災・危機管理ニュース
児童8人が殺害された大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の殺傷事件から25年を迎えた8日、同校では追悼行事「祈りと誓いの集い」が行われた。
行事には遺族や在校生、教職員ら約765人が出席。事件発生時刻には、亡くなった児童の名前が刻まれた「祈りと誓いの塔」で八つの鐘が鳴らされ、黙とうをささげた。各学級の児童が花を手向け、8人を悼んだ。
6年生の3人が児童を代表し、「自分たちが安全・安心に包まれた社会を担う存在になっていく」と誓いの言葉を述べた。下級生ら後輩にも学校安全への取り組みを伝えているとし、「25年前の事件を決して風化させない」と力強く話した。
荒川真一校長は事件当時を知らない教員が増えていることに触れ、「事件の風化は子どもたちを守る学校安全の取り組みの後退を意味する。6月8日を、事件を自分ごとと捉える機会としてほしい」と強調した。
同大柏原キャンパス(同府柏原市)では午後、教員を目指す学生らに、事件の反省や教訓を伝える講義が行われた。1分間の黙とうの後、上田裕美准教授(臨床心理学)が事件の概要を説明し「学校全体での状況把握と組織的な対処ができていなかった」などと語った。教育学部3年の男子学生(21)は「日頃から不測の事態に備える大切さを学んだ。常に子どもの安全を第一に考える教員になりたい」と話した。
〔写真説明〕児童8人が犠牲となった大阪教育大付属池田小学校の殺傷事件から25年を迎えた追悼行事で、「祈りと誓いの塔」の鐘を鳴らす児童=8日午前、大阪府池田市
(ニュース提供元:時事通信社)

防災・危機管理ニュースの他の記事
- イランがミサイル発射=イスラエル、空爆で反撃―トランプ氏、報復自制要求も
- 8人にささげる安全の誓い=「決して風化させない」―池田小事件25年で追悼式・大阪
- 東京株急落、一時3100円超安=米利上げ観測、ハイテク株売りで
- 首相「海岸に近づかないで」=フィリピン地震で呼び掛け
- フィリピン南部沖でM8.2=1人死亡、沿岸に津波警報
おすすめ記事
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2026/06/05
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/02
-
-
-
失われた危機意識を取り戻す災害図上訓練で自分ごと化 ミツバ
どのメーカー系列にも属さず、複数の自動車メーカーや1次サプライヤーに四輪と二輪用の電装部品を供給する独立系のサプライヤーであるミツバ(群馬県桐生市、日野貞実代表取締役社長)。近年、過去に考えられた災害対策が、途絶えつつあった。同社では“自分ごと化”で従業員の危機意識を高めるため、災害図上訓練を実施。参加者の意欲が高まり、対策用の新たな要望が集まるなど、確実な手応えを感じている。
2026/05/26
-
-
-
-
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19






※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方