【ワシントン、イスタンブール時事】トランプ米大統領は3月31日、対イラン軍事作戦について、「おそらくあと2、3週間で任務を完了する」と表明した。同時に、イランとの停戦協議が「その前に合意に至る可能性もある」と強調した。トランプ氏は米東部時間4月1日午後9時(日本時間2日午前10時)、イラン情勢に関して国民向けに演説する。
 イランのペゼシュキアン大統領も31日、欧州連合(EU)のコスタ大統領との電話会談で、米イスラエル両国との戦闘の終結に向け、「必要な意思を持っている」と述べた。ただ、戦闘の再発を防ぐための保証を求めているとも説明した。イラン国営メディアが報じた。
 米イスラエルとイランの交戦開始から1カ月が過ぎ、双方から戦闘終結に向けた発言が相次いだ。一連の発言を受け、早期終結の期待感から世界の株式相場は総じて上昇した。
 トランプ氏はホワイトハウスで記者団に「われわれはすぐに離れる。おそらく2週間、または3週間だ」と主張。さらに「彼らが交渉の席に着くなら良いことだ。だが、彼らが来るかどうかは問題ではない」とも語った。また、「私の目標はただ一つ、彼らに核兵器を持たせないことだ。その目標は達成された」と明言した。
 イランによって事実上封鎖されている原油輸送の要衝ホルムズ海峡については、「フランスやその他の国が石油やガスを手に入れたいなら、ホルムズ海峡を通過して自力で対処するだろう。われわれは一切関与しない」と訴えた。トランプ氏はSNSでも各国に自力で石油を調達するよう要求していた。
 ヘグセス米国防長官は31日、対イラン軍事作戦に関して「今後数日間が決定的に重要となる」と指摘した。また、「合意が成立しなければ、(戦闘を)継続する準備ができている」とし、地上部隊投入も検討していることを明らかにした。 
〔写真説明〕トランプ米大統領(写真左)とイランのペゼシュキアン大統領(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)