【イスタンブール時事】米国と2週間の停戦で合意したイランでは8日、未明にもかかわらず大勢の市民が街頭に繰り出し、歓喜の声を上げた。
 AFP通信によれば、首都テヘラン中心部の広場では、集まった民衆が最高指導者モジタバ・ハメネイ師の肖像画を掲げ、米国とイスラエルの国旗を燃やして気勢を上げた。国営テレビのリポーターは生中継で「米イスラエルは停戦を受け入れざるを得なかった」と政府の公式見解を代弁する形で、イランの「勝利」を祝う姿を伝えた。
 国営メディアは7日、トランプ米大統領が警告していた発電所や橋などへの攻撃を防ごうとする市民が、これらのインフラ施設の周囲で「人間の鎖」をつくり抗議しているとする様子を報じていた。英BBC放送によると、発電所空爆に伴う大規模停電に備え、多くの人が水や食料、医薬品などの買いだめに走ったという。停戦合意を受けて市民の間には安堵(あんど)が広がっているとみられる。 
〔写真説明〕8日、米国との停戦合意を受け、イラン首都テヘランの広場に集まった市民ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)