【ワシントン時事】米軍は11日、イランが事実上封鎖する原油輸送の要衝ホルムズ海峡に敷設された機雷の除去に向け、環境整備を開始したと発表した。海軍の駆逐艦2隻が同日、海峡を通過。安全な航行を確保し、正常な通航の再開を目指す。これに対し、イラン精鋭軍事組織「革命防衛隊」は、軍艦が海峡を通過しようとする試みには「厳しく対応する」と警告した。
 2月末の対イラン攻撃開始後、米艦のホルムズ海峡通過が確認されたのは初めて。駆逐艦が海峡を通航し、ペルシャ湾で活動した。米軍は、革命防衛隊が敷設した機雷が「完全に除去されていることを確実にする広範な任務の一環」と説明している。
 トランプ米大統領はこれに先立ち、イランに残る唯一の脅威は「船舶が機雷の一つに衝突する可能性だ」とSNSで指摘。「世界中の国々のために、ホルムズ海峡を片付ける作業を開始した」と表明した。 
〔写真説明〕10日、米ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地で記者団の取材に応じるトランプ大統領(AFP時事)
〔写真説明〕アラブ首長国連邦沖のホルムズ海峡を航行する船舶=2月25日撮影(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)