2026/05/28
防災・危機管理ニュース
米顧客管理ソフト大手セールスフォースの小出伸一日本法人会長兼社長が27日、時事通信のインタビューに応じ、人工知能(AI)領域の投資を積極化する方針を示した。日本企業のニーズに応えるためには「AI事業の中でも特にデータ管理が重要だ」と述べ、重点的な投資領域に位置付ける考えを明らかにした。
人間の作業を自律的に代行する「AIエージェント」の台頭で、従来は人が行っていた仕事を代替できるとの期待が高まっている。ただ、AI活用にはデータの整備が欠かせない。日本企業のITシステムは部門ごとに縦割り構造になっていることが多く、小出氏は「AIがすぐ使えるよう、データを統合する必要がある」と説明した。
一例として小出氏は、日本では「メインフレーム」と呼ばれる旧式大型汎用(はんよう)コンピューターの利用割合が世界でも高い点を指摘。メインフレーム上のシステムは勘定系や情報系などに分かれ、データが分断される「サイロ化」が生じがちだ。データを一元的に整備すれば、AIエージェントによるシステム刷新や移行の支援が可能になるという。
セールスフォースは顧客管理ソフトウエアサービスで高い世界シェアを誇り、2025年にデータ管理サービス企業の米インフォマティカを約80億ドル(約1兆1500億円=当時)で買収すると発表。小出氏は「この分野は伸びる。グローバルな中でも日本はより成長機会が多い」と自信を示した。
〔写真説明〕米セールスフォースの小出伸一日本法人会長兼社長(同社提供)
(ニュース提供元:時事通信社)

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