国土交通省は21日、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、全国の下水道管を対象に実施した全国重点調査の結果(2月末時点)を公表した。陥没などのリスクを踏まえ「要対策」と判定された下水道管は全都道府県にあり、総延長は調査・判定を終えた4692キロの約16%に当たる748キロに上った。国交省は、管理する383の自治体・団体に補修などの早急な対応を求める。
 昨年1月に発生した事故は、破損した下水道管に土砂が流入し、大規模な陥没につながった。国交省は同3月、設置後30年以上が経過した直径2メートル以上の下水道管5332キロを対象に、腐食やたるみ、ひび割れの状況をおおむね1年以内に調査するよう自治体に要請していた。
 調査結果によると、原則1年以内に速やかな対策が必要な「緊急度I」と判定されたのは、山梨県を除く46都道府県の201キロ。応急措置をした上で5年以内の対策が求められる「緊急度II」は全都道府県の547キロだった。 
〔写真説明〕約1年3カ月ぶりに一部復旧した県道。陥没部をまたぐ仮設の橋がかけられた=15日、埼玉県八潮市

(ニュース提供元:時事通信社)