2026/04/21
防災・危機管理ニュース
最大震度5強を観測した地震で、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出た地域では21日も警戒が続いた。津波警報などが一時発令された東北沿岸部などでは大きな混乱はなかったが、住民らは万一の場合に備え、「避難手順を確認したい」と気を引き締めた。
80センチの津波を観測した岩手県久慈市。特別養護老人ホーム「ぎんたらす久慈」は大きく揺れたが、入居者は落ち着いた様子だったという。運営する社会福祉法人の60代男性職員は「2011年の東日本大震災の経験から落ち着いて行動できた」と振り返った。
同市の介護施設「優介護サービス」では地震発生時、高齢利用者10人を車3台で送迎中だった。事業所の男性所長(69)は「即座に高台に避難し、その後、利用者をいち早く自宅に送り届けた」とした上で「注意情報発表を受け、万一の時の避難手順に不備がないかいま一度確認したい」と気を引き締めた。
青森県六ケ所村の障害者福祉施設では、職員が地震で取り乱す恐れがある利用者らに寄り添い、混乱もなかった。男性職員は「注意情報は不安だが、非常食や毛布などはすぐに出せるようにしておく」と述べた。
同県階上町の老人ホーム「高齢者のトータルサポートかっこうの森」には発生時、30人ほどの居住者がいた。同施設スタッフの国本未来さん(35)によると、徐々に強まる長い揺れはあったが、居住者が取り乱した様子や建物の被害はなかった。国本さんは「防災食など備品の管理をいま一度徹底する」と話した。
北海道浦河町の町立浦河小は町教育委員会の判断により、21日は臨時休校となった。熊谷真教頭は「まずは子どもの安全を第一に考え、心のケアに努める」と力を込めた。
〔写真説明〕地震の注意を呼び掛ける電光掲示板=20日、仙台市青葉区
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 地震
- 三陸沖地震
- 北海道・三陸沖後発地震注意情報
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
顧客の安全と安心をAIと人のアシスタンスサービスで追求
JTBグローバルアシスタンス(東京都千代田区)は、渡航先でのけがや荷物の紛失、言語の壁など、海外旅行に関わるトラブルを包括的にサポートしてきた。昨今では地政学リスクの高まりに応じ、自社の危機管理ソリューションを生かした出張者や駐在員の安全確保にも注力している。創業35年を機に、AIと人間、それぞれの長所を組み合わせたハイブリッド型サービスの展開を目指す。混沌(こんとん)とした時代の中、海外旅行に伴うリスクを低下させ、旅行者の安全をどのように確保するのか。鈴木章敬代表取締役社長に話を聞いた。
2026/05/19
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/05/19
-
-
-
-
追跡調査中のハンタウイルス感染症原因ウイルスにはどんな特徴が?
世界保健機関(WHO)が5月4日に大西洋を航行中のクルーズ船で乗客3人が死亡し、ハンタウイルスの感染が疑われると発表した。その後、日本人1人を含む乗員と乗客はスペイン領テネリフェ島で下船。各国で追跡調査が行われている。ハンタウイルスは、いったいどんなウイルスなのか。ハンタウイルスに詳しい北海道大学大学院の苅和宏明特任教授に聞いた。
2026/05/14
-
-
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方