農林水産省は30日、3月末時点のコメの民間在庫量が前年同月末(180万トン)の約1.5倍の277万トンだったと発表した。3月末としては直近10年で最も多い水準となった。販売ペースの鈍化を受け、各事業者は手持ちのコメの扱いに頭を悩ませている。
 農水省は、農協(JA)などの集荷業者と卸売業者の保有量を毎月集計している。内訳は、集荷業者が前年同月比74万トン増の208万トン、卸が24万トン増の69万トンだった。
 現在主に流通する2025年産米を巡っては、昨夏の集荷競争の影響で価格が高騰。消費減退により卸のコメがはけず、卸から集荷側への発注も細る格好となっている。 
〔写真説明〕農林水産省=東京都千代田区

(ニュース提供元:時事通信社)