【ニューデリー時事】米CBSテレビは11日、パキスタンが自国の空軍基地にイラン軍機が駐機するのをひそかに容認したと報じた。米軍の空爆から守る目的とみられると指摘し、仲介国パキスタンの中立的立場に疑問を投げ掛けた。ただ、パキスタン当局は、この報道について「誤解を招き、扇動的だ」と否定。地域平和に向けた仲介努力を損なうと強く反発している。
 CBSが伝えた米当局者の話によれば、トランプ米大統領が4月上旬に停戦合意を発表後、イランは同国空軍の複数の機体をパキスタン首都近郊ラワルピンディにあるヌル・カーン空軍基地に送った。また、アフガニスタンにも駐機のため航空機を送ったが、軍用機が含まれていたかは定かではないという。
 これに対し、パキスタン外務省は12日の声明で、協議のため米イランから飛来した航空機の一部が、今後の協議を見越してとどまっていると説明。「現在パキスタンに駐機しているイランの航空機は停戦期間中に到着しており、いかなる軍事的な緊急事態や保全措置とも関係ない」と強調した。 
〔写真説明〕パキスタン国旗(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)