【ニューデリー時事】インド・ニューデリーで開かれていた新興国グループ「BRICS」外相会議は15日、戦略的連携の強化を再確認するとの議長声明を発表し、閉幕した。焦点のイラン情勢では「加盟国間で意見の相違が見られた」と指摘。米国とイスラエルによる攻撃への非難や原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放要請は盛り込まれなかった。
 議長国インドが目指した共同声明の発出は調整が難航し見送られたもようだ。
 国営イラン通信(IRNA)によると、同国のアラグチ外相は14日の協議で、同じく加盟国のアラブ首長国連邦(UAE)が米イスラエルの対イラン攻撃に「直接的に関与していた」と主張し、非難していた。
 イスラエル首相府はネタニヤフ首相が2月末から4月上旬までの間にUAEを極秘で訪問したと発表。ただ、UAEは否定している。
 会議にはロシアからラブロフ外相が参加。中国の王毅共産党政治局員兼外相は北京での米中首脳会談と日程が重なり、欠席した。 
〔写真説明〕新興国グループ「BRICS」外相会議に出席するイランのアラグチ外相(左から2人目)ら=14日、ニューデリー(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)