【カイロ時事】イスラエルに向かっていたアラブ首長国連邦(UAE)の旅客機がサウジアラビアに緊急着陸した事件で、オマーン国籍の副操縦士の男が、機内に備え付けられたおので機長を襲ったことが分かった。UAE国営の首長国通信(WAM)が3日報じた。
 おのは緊急脱出用に配備されている。WAMによると、捜査当局は男が「操縦室内でおのを使って機長を襲い、同機を支配しようとした」と見ており、事件を「テロ未遂」と断定。物的証拠や電子機器の状況などを調べ、動機の解明を急いでいる。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、男は過激思想を理由にオマーンで乗務禁止になったことがあるという。その後、旅客機を運航するUAEの格安航空会社「フライドバイ」に採用された。オマーンが他国の航空会社に情報を共有したかどうかは分かっていない。 
〔写真説明〕サウジアラビアのタブークから乗客を乗せてイスラエルの空港に到着したフライドバイ機=9月30日、テルアビブ近郊(EPA時事)
〔写真説明〕アラブ首長国連邦(UAE)の病院で治療を受けるフライドバイ航空のマッチャール機長(左)とビデオ通話するインドのモディ首相=2日、モディ氏が公開した動画から(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)