金融庁は9日、不正アクセスによる顧客情報の漏えいが相次いだことを受け、金融機関に対して、サイバーセキュリティー対策の点検を求め注意喚起した。顧客と対面せずに本人確認する場合でも、運転免許証などの画像に不自然な点がないか確認を徹底するよう要請した。
 注意喚起の中で、金融庁は「金融サービスの不正利用を防止し、信頼を損なうことのないよう対応いただきたい」と強調。サイバー攻撃を受けた場合の対応を点検し、不十分な点があれば必要な措置を速やかに講じることを求めた。
 片山さつき金融相は9日の閣議後記者会見で、本人確認について、「不正対策として極めて効果が高いICチップ情報の読み取りで行うなど適切に実施していただくことが必要だ」と述べた。
 経済産業省は、所管する自動車や小売りなど約1000の業界団体に対して注意喚起を行うと発表した。経営層が主導して通信機器やシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を点検するよう呼び掛ける。 
〔写真説明〕閣議後に記者会見する片山さつき金融相=9日午前、国会内

(ニュース提供元:時事通信社)