2026/10/31
防災・危機管理ニュース
GMOインターネットが提供する外国為替証拠金取引(FX取引)のサービスが不正アクセスを受けた問題で、身に覚えのない取引で損失が出た利用者が31日までに時事通信の取材に応じ、「何が起きたのか明らかにしてほしい」などと訴えた。
不正アクセスを受けたのは「お名前.comデスクトップクラウド」のサーバー。愛知県の20代会社員の女性は22日朝、被害に気付いた。午前5時ごろ身に覚えのない取引がされ、約3分間に50回ほどの売買でほぼ全額の430万円を失った。女性は「大手なので安心して使っていた」と述べ、「ネットワークにつながるあらゆるサービスに不安を感じている。何が起きたのか明らかにしてほしい」と訴えた。
福井県の男性トレーダー(58)も約68万円の被害を受けた。取引履歴を確認すると、普段扱うことのない南アフリカやデンマークの通貨などの売買が記録されていた。男性はGMO側に対し「以前からシステムの脆弱(ぜいじゃく)性を認識していたのに何もしなかったことに不信感がある」といい、「パソコンにウイルスが仕掛けられているかもしれず、今も仕事にならない」と不安を漏らした。
2人の娘の教育資金や家族の将来に備えるための投資資金約100万円を失った新潟県の公務員の男性(39)は、金銭だけでなく、生活や精神面でも大きな被害を受けたという。男性は「積み上げてきた資金がわずか数分で失われた。家族のために取り組んできたことが大きな不安や苦悩につながり、やりきれない」と悔しがった。
〔写真説明〕GMOインターネットグループが入るビルの看板=東京都渋谷区
(ニュース提供元:時事通信社)

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