編集部注:「リスク対策.com」本誌2013年5月25日号(Vol.37)掲載の連載を、Web記事として再掲したものです。(2016年7月12日) 

BCM活動を評価するためには、どのような指標を設定し、その指標に沿った実施状況や達成状況の程度をどのように評価すればよいのか、というのがこれまで述べてきた内容でした。今回は、これらが実際の評価手順にどう反映され、活かされるのかについての説明です。

ここではまず、架空の会社X社を想定します。社におけるBCM活動の背景や前提条件は次のとおりです。 

BCP完成から間もなく1年が過ぎようとする頃、事務局のAさんのもとに、本社、各事業部のBCM担当者から1年間の活動の成果である評価シートが送信されてきました。そのなかから、本社の評価シートをピックアップして中身を見たところ、図表2のような結果であることが分かりました。以下ではこの評価シートを対象に、評価の判定理由その他のポイントを見てみましょう。なお、この評価で使われているA,B,C・・・などの評価レベルは前号で紹介しているので参考にしてみてください(A→C、5→1の順に最高評価→最低評価を表します)。