2025/05/21
防災・危機管理ニュース
【北京時事】中国の王毅共産党政治局員兼外相は20日、パキスタンのダール副首相兼外相と北京で会談し、戦略的連携の深化で合意した。ダール氏は、インドとの係争地カシミール地方を巡る武力衝突と停戦の現状について王氏に説明。王氏は「パキスタンの国家主権と領土一体性を断固として支持する」と述べ、パキスタン側に寄り添う姿勢を強調した。
中国外務省によると、王氏は、インド側と対話を通じて相違を適切に処理し、永続的な停戦を実現するよう求めた。また、経済やテロ対策、安全保障分野でパキスタンとの協力を強化していくと表明した。ダール氏は中国との友好関係を「兄弟愛」と表現し、支援への感謝を伝達。「インド側との対話を維持し、情勢を緩和させていきたい」と語った。
印パの武力衝突後、中国は「インドとパキスタンはいずれも中国の隣国だ」(外務省報道官)として、中立的立場を主張。ただ、中国はパキスタンへの最大の武器供給国であり、今回の衝突でも、中国製戦闘機「殲10C(J10C)」がインド軍機を撃墜する「戦果」を挙げている。中国はインドと国境問題で対立しており、パキスタンとの軍事協力を強めることでインドをけん制したい考えだ。
(ニュース提供元:時事通信社)
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