2025/10/17
防災・危機管理ニュース
内閣府は17日、「防災に関する世論調査」の結果(速報値)を公表した。家庭で3日分以上の備蓄をしている品目を今回初めて複数回答で尋ねたところ、最も多かったのは1人1日3リットル以上の「飲料水」で69.8%だった。一方、昨年1月の能登半島地震で不足が指摘された「携帯トイレ・簡易トイレ」は27.5%にとどまった。
レトルトご飯や缶詰などの「食料品」は59.7%、除菌シートやドライシャンプーといった「衛生用品」は38.7%だった。内閣府の担当者は「全体として十分でない」と評価。今後、年代別の傾向などを分析し、啓発活動に生かす考えを示した。
調査では、大地震に備えてどのような対策を取っているかも複数回答で尋ねた。「食料・飲料水、日用品、医薬品などを準備している」は45.8%で、2022年9月の前回調査から5ポイント上昇した。
〔写真説明〕内閣府=東京都千代田区
(ニュース提供元:時事通信社)

- keyword
- 防災備蓄
防災・危機管理ニュースの他の記事
- 家庭備蓄、トイレは3割届かず=能登地震で不足指摘―内閣府調査
- 独自動車、生産停滞の恐れ=米中対立、半導体供給網に波及
- 早くも揺らぐガザ和平=米イスラエル、戦闘再開を警告―ハマスが支配復活もくろむ・合意1週間
- NY株、続落=米地銀融資巡る懸念で
- G20、新たな経済リスク警告=共同声明、採択せず―財務相会議が閉幕
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/14
-
走行データの活用で社用車をより安全に効率よく
スマートドライブは、自動車のセンサーやカメラのデータを収集・分析するオープンなプラットフォームを提供。移動の効率と安全の向上に資するサービスとして導入実績を伸ばしています。目指すのは移動の「負」がなくなる社会。代表取締役の北川烈氏に、事業概要と今後の展開を聞きました。
2025/10/14
-
-
-
-
トヨタ流「災害対応の要諦」いつ、どこに、どのくらいの量を届ける―原単位の考え方が災害時に求められる
被災地での初動支援や現場での調整、そして事業継続――。トヨタ自動車シニアフェローの朝倉正司氏は、1995年の阪神・淡路大震災から、2007年の新潟県中越沖地震、2011年のタイ洪水、2016年熊本地震、2024年能登半島地震など、国内外の数々の災害現場において、その復旧活動を牽引してきた。常に心掛けてきたのはどのようなことか、課題になったことは何か、来る大規模な災害にどう備えればいいのか、朝倉氏に聞いた。
2025/10/13
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/10/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方