2019/04/08
企業をむしばむリスクとその対策
□解説:年間100本もの法律が成立
国内で1年間に成立する法律の件数はどのくらいでしょう?
以下は、内閣法制局のホームページにある「法律案の提出・成立件数」の一覧です。
これを見ると、年間およそ80~100本程度の法律が成立しています。それらは、法律のごく小規模な部分的改定から全く新しい視点による大規模な改定までさまざまですが、ニュースで取り上げられる法改定に関する情報以外にも、相当数の法律が成立していることが理解できます。
時には自社の活動に不利な条件となる法律が成立してしまうこともあります。法律の多くは所轄官庁による原案作成後、いくつかの段階での審議、検討を経て成立しますが、自社にとって不利となる法律の改正を食い止めることは困難です。企業としては、情報をできるだけ早く収集し、改正後の変化を読み取ることがポイントとなります。これを怠ると、社員が意図に反して法令違反を犯すリスクにつながってしまいます。また、競合他社に市場を奪われたり、新規参入者との競争に負けてしまう可能性が出てくるかもしれません。
一方で、自社に関係する法令の情報収集を欠かすことはできませんが、現在、国内の現行法律数は1967、政令・省令や規則まで含めると8307(総務省法令データ提供システム:2017年3月1日時点)もあり、改正への対応漏れというミスを防ぐことも課題になってきています。近年、自社に関連する法律を洗い出した上で、法改正の情報をアラートしてくれるサービスを提供する会社もあり、そういったサービスを活用する企業も増えているようです。
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