2016/07/12
防災・危機管理ニュース
炊き出しのほかにダンボール立体地図を使ったdigも
会場となったのはパークE棟のピロティである。内容をご紹介しよう。
●ローリングストック料理教室
●親父のアルファ米チャーハン
●乙女の豚汁
●熊本風アルファ米おにぎり
●下衆のイカ焼
<防災ワークショップ>
●段ボールジオラマづくりと完成ジオラマを用いたDIG
●熊本県益城町 町立広安西小学校 PTA会長 万江英彰氏による被災状況や体験の講演
<その他>
●三井不動産レジデンシャルなどが協賛するNeighbor NextU26プロジェクトによる一口ソーセージ
●近隣の店舗による出店(クラフトビール、お総菜、ジェラート、農園による地元野菜)
●プロミュージシャンによる熊本地震支援チャリティライブ
「知見の共有」は各ブースに見られ、たとえば「下衆のイカ焼き」では、加古川グリーンシティ直伝の防災レシピを再現。加古川では「一家に一袋、小麦粉を備蓄すべし」と教わったそうだ。
「小麦粉と卵があればイカなど具を入れただけで焼き物ができる。裏表それぞれ1分半あれば焼き上がるので、米を炊くより早い。加古川ではイカ焼き器を管理組合で備え、防災井戸も掘っています」(パーク・下衆の口会の曽根さん)。
「アルファ米おにぎり熊本風」は、たまたま熊本に行った際に地震に遭遇し、避難所で過ごした経験を持つタワーの住民が持ち帰ったノウハウを活用。ビニール袋に直接温めたアルファ米を入れ、好きなふりかけをかけてビニール袋の上から握る。これにより手早く、衛生的なおにぎりを配ることができる。食べ残した場合もビニール袋を軽く縛ればOKだ。
「ローリングストック料理教室」は、用意しておいた食材(前もって呼びかけ、家に日頃ストックしてあるツナ缶や大豆缶、ホールトマトなどを持ってきてもらっていた)を参加者に自由に使ってもらい、工夫してパスタソースを作ってもらう趣向だ。災害時の水と燃料の節約のため、チャック式密閉袋に水を入れ、パスタを中に入れて1時間ほどつけ置きしておくという時短料理の知恵も使った。
各ブースの話に耳を傾ける人も多く、それぞれが「災害時には乾パン」という固定概念を捨てることにも役だったようだ。
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