2016/07/12
防災・危機管理ニュース
段ボールの立体地図で我が町の地形、浸水想定区域を知る
今回の目玉の1つだったのが「段ボールジオラマ組み立て」と、そのジオラマ地図を使ったdig(災害図上訓練)だ。段ボールジオラマとは、地図の等高線に沿って切り抜いた段ボールを組み立てて、その土地の立体地図を作るもの。通常の地図では把握しきれない地形の高低差がリアルに分かるため、災害リスクにも気がつくことができる。今回は1/1100の縮尺の地図を利用し、3マンションが入った溝の口エリア2.2キロ四方を4枚のジオラマで作り上げ、できあがったものを合体させた。
キットは一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワークが制作、ワークショップは減災アトリエ主宰の鈴木光さんが担当した。
そのジオラマに、地図を見ながら避難所や帰宅困難者滞在施設、広域避難場所をピンでマッピング。200年に一度の大雨(2日間の総雨量457ミリ)が降ったときには、自分たちの街のどこまで浸水するか、土砂災害ハザードマップを基にしながら青いテープで浸水区域をなぞっていく。
「えー、こんなにうちの近くまで水が来るの?」と、子どもたちも、一緒に見ている親たちもビックリしている。
「減災の第一歩は、まず自分たちの街をよく知ることからです。通常のワークショップでは実際に街を歩いてもらって避難経路や避難所などを確認したりもしますが、今回はまず、自分たちが住んでいる場所を知ってもらうことに重きをおきました」(鈴木光さん)。
参加者の中には「3.11以降、何か起きたら家族はどこで集合するか話し合いをしています。でも、私は都内で働いているので、当日に帰れるか分からない。そんなときに、地域が連携していることはとても大事ですよね。防災の考えや取り組みがイベントをきっかけとしてもっと定着するといいなと思います」と感想を話す女性もいた。
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