2016/07/12
防災・危機管理ニュース
「お金はほとんどかかっていません」運営のノウハウ
(1)助成金の活用
開催中、500人以上が訪れたこのフェス、ほとんど経費がかかっていないというから驚きだ。そこでざっくりした内訳を聞いてみると……。
●各マンションの自治会費からそれぞれ支出(数万円程度、費目はそれぞれ異なる)
●高津区役所からアルファ米300食
●地域企業(不動産会社)から、会場周辺に設置したのぼり、カセットコンロの燃料(ボンベ)30本
●イカ焼き機 ワークショップ担当の一般社団法人が提供
一方の支出は、ワークショップの講師料、プロパンガス、豚汁の野菜と肉など食材などにとどまっており、助成金と自治会費でまかなえてしまっている。
「うちのマンションでもやってみたい」と思った方はぜひ、まず自治体の防災助成金をチェックしてみるとよい。
(2)ネットワークを作り人材を活用せよ
注目すべきは、人件費がほとんどかかっていないにも関わらず、多彩な人びとが集まっていること。大喝采を浴びたチャリティライブに出演しているのはプロのミュージシャン。そのうちの1人がマンション住民と交流があったという。野菜とジェラートを販売しているのは宮前区にある「小泉農園」で、この農園では畑をステージにした「農園フェス」を開催するなど、市民と農をつなぐ試みを行っている。
そこには武蔵小杉駅での「駅マルシェ」で小泉農園はじめ川崎の生産者が作る野菜を売る試みはじめ、川崎の街づくり活動に取り組む一般社団法人カワサキノサキも出店、そのマルシェの販売には3マンションのママたちも参加……というように、川崎や溝の口を「もっとよくしたい」と思い活動するキーマンが3マンションにもつながっている。
防災の課題でもある「地域コミュニティ」を作るのは、地域防災計画に書かれただけでは実現しない。住民への働きかけの1パターンとして、3マンションの取り組みは大きなヒントをくれる。
地域全体が活性化すれば災害時にも頼れるコミュニティ形成が作れる。今後、3マンションの取り組みがどう地域に広がっていくか、注目したいところである。
12:00 開会宣言
炊き出しスタート
12:10〜13:00
子どもによる溝の口エリア段ボールジオラマ組み立て
12:20〜12:50
熊本県益城町 町立広安西小学校PTA会長 万江英彰さんのお話
12:30〜13:40
ローリングストック料理教室
13:50〜14:30
防災ワークショップ・段ボールジオラマによるDIG(図上災害訓練)
14:40〜
熊本地震支援チャリティLIVEステージ
15:30 閉会宣言
(了)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2026/06/23
-
W杯に水を差したDAZN契約プラン表示が原因で大炎上
世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が6月12日に開幕。日本は1勝1分けで決勝トーナメント進出を大きく引き寄せている。その裏でW杯の視聴契約を巡ってSNSで大炎上していたのが、スポーツコンテンツの配信会社であるDAZNだ。W杯の全試合を視聴できる年間契約プラン表記に問題があり、13日にお詫びを発表した。しかしその対応も反感を買い、炎上は継続。最終的には年間プラン自体を取り下げた。DAZNの何が問題だったのか、消費者問題に詳しい住田 浩史弁護士に聞いた。
2026/06/23
-
-
-
-
企業の副業解禁とコンプライアンス対策を支援
企業の副業解禁の流れが加速している。従業員は本業以外の労働を増やすことで、収入増が見込める。従業員が副業で獲得したスキルで、本業への貢献も期待できる。企業側にとっても、副業は採用活動に活用できる。業務発注から関係を深めてからの転職や採用後のミスマッチを防止する効果がある。一方で、副業の一般化に伴い、同業他社での競業や情報漏えい、ブランド毀損、過重労働など、副業リスクは増加している。フクスケ(東京都千代田区)は、企業の副業制度の運用支援に加え、副業コンプライアンス向上に関するデータを分析し、リスク診断サービスも提供している。代表取締役社長の小林大介さんに、企業の副業解禁がもたらす影響について話を聞いた。
2026/06/12
-
-








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方