電気が落ちて真っ暗になってしまうと、避難の時に危ない?

感震ブレーカーは、地震の時には絶大な効果を発揮してくれますが、取り付けた後はほとんど意識されることがなくなります。でも洗濯機にとりつけたゲルは、毎日の洗濯で音の小ささを実感できます。そのため、洗濯機対策とセットでとりつけた感震ブレーカーにも意識がいき、自宅以外で設置されていない場所に行くと、さみしく思えるようになってくるって訳です♪

逆に防災・減災に詳しい方の質問に多いのは、こんなことです。

「感震ブレーカーで電気が落ちて真っ暗になってしまうと、避難の時に危ないのではないか」というものですね。最近は、乾電池式LEDの人感センサーも廉価ですし、ヘッドランプが身近にあれば対策がとれますので、避難の際に暗くなるのが嫌だから取り付けを勧めないというのはもったいないかなあと思います。

設置の普及を頑張っている自治体や自治会など、内閣府のHPで紹介されています。

 感震ブレーカーに取り組んだ自治体例

「感震ブレーカーの普及にむけた取り組み状況」(内閣府防災担当)
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/pdf/torikumi_201603.pdf 
より あんどうりす作成

ご紹介すれば、3千円くらいなら利用してみようかなと思う方も多い防災グッズなのですが、やはり身近で目にすることが少ないのが普及のネックになっている気がします。こんな風に頑張っている所が増えて目にする機会が増えるといいですね!

感震ブレーカーに取り組んだ自治会例

内閣府 感震ブレーカーの普及にむけた取り組み状況
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/pdf/torikumi_201603.pdf
より あんどうりす作成

詳しくは内閣府のこちらに!

■「感震ブレーカーの普及に向けた取り組み状況」(内閣府防災担当)
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/pdf/torikumi_201603.pdf 

みなさんの所ではどうですか?
内閣府では他にも、「地震時等に著しく危険な密集市街地についてと」いう資料もまとめていて、感震ブレーカーなどの緊急的・重点的な普及促進が図られることが望ましい地域が地図で公開されています。

埼玉県 川口市
東京都 台東区・墨田区・世田谷区・渋谷区・中野区・豊島区・荒川区・足立区
神奈川県 川崎市
愛知県 安城市
滋賀県 大津市
大阪府 大阪市・堺市・豊中市・守口市・門真市・寝屋川市・東大阪市
兵庫県 神戸市
徳島県 鳴門市 牟岐町
香川県 丸亀市
高知県 高知市
大分県 大分市
沖縄県 嘉手納町


内閣府防災情報のページ「地震時等に著しく危険な密集市街地」について
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/denkikasaitaisaku/missyuu/index.html


記載されている地域はもちろん、そうでない場所も、部分的に住宅密集地はたくさんありますよね。新潟糸魚川市の火災でも、一旦制御不能になると、次々に延焼していきました。まずは各自が、地震の際も火元にならないよう、感震ブレーカーをぜひ取り付けてほしいと思っています♪

(了)