前号に引続き、テレワークで勤務する場合のサイバーセキュリティー対策上の注意点を記します。

■前回の内容
1. テレワークで使用するパソコンなど(タブレット、スマートフォン)
2. 通信経路
3. Wi-Fiスポット(公衆無線LAN)を利用するとき
4. 自宅のWi-Fiルータを使用するとき
■今回の内容
1. パスワード
2. 電子メール
3. その他

1. パスワード

 

□他人に推測されにくい複雑なものにする
簡単なものは、他人に不正アクセスされる恐れがあります。

□他のサービスと使い分け、テレワーク専用にする
他のサービスと同じパスワードを使用していると、そのサービスがサイバー犯罪によって情報が流出した場合、テレワークのシステムに不正アクセスされる恐れがあります。

□パソコン本体内に保存しない
ウイルス感染時、外部に流出し、不正利用されることがあります。  

2. 電子メール

 

□メールに添付されているWordファイルなどのマクロ機能を安易に起動したり、メール本文やPDFなどの添付ファイルに記載してあるURLに安易にアクセスをしない

 

マクロを起動したり、URLにアクセスするとマルウェア(ウイルス)に感染する恐れがありますので安易にクリックしないようにしましょう。

□メール本文中に記載のURLから、ネットバンキングなどのログイン情報などを求められても入力しない

 

フィッシングの可能性があり、偽のページに誘導され、ログイン情報(ユーザーID、パスワード)を盗まれてしまいますので、「お気に入り」「ブックマーク」など、普段のアクセス方法を利用しましょう。