2017/10/27
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
被災後に何をしなければいけないか。チェックリストを確認してみよう!
さて、次は被災後。
被災した後にどんな支援手続きがあるのかということは、目の前で起こっている現実に処理に追われて、実際には情報入手が遅くなりがちです。ですので、平時である今こそ、しっかり確認していてほしいです!
こちらの被災地支援チェックリスト、当初は支援に入る弁護士の先生むけにまとめられたものだったのですが、複写フリーでわかりやすいと評判です♪

http://naganokai.com/wp-content/uploads/2017/10/ab06819c6a1f2887f0ed64edebd3b4d6.pdf
チェックリストの製作者は静岡市清水区の弁護士、永野海氏です。作成の動機をお聞きしてみました!
そのような想いから作成されたとのことです。そして、コンパクトにされた理由は、
とのことです。防災関係の方はもちろん、一人ひとりがこの情報をすぐ使いこなせるようになればと思います。
発災後の混乱する行政に問い合わせても、すでにいっぱいになってしまっている行政の業務を増やすことになるので、効率も悪いですよね。
地域の方むけに防災講座をしていると、権利証や通帳、印鑑は持って避難する、紛失すると権利を失うと考えている人は多いのだなと実感しています。なくても本当に大丈夫なのかという質問も、いまだにあります。東日本大震災で津波がくるなか、これらを取りに戻ってしまって命を失われた方もいたという報道がされていたにも関わらず、周知されていないようです。
このリストには、ちゃんと「権利証や健康保険証などの紛失」という項目があって、以下のように簡潔に説明されています。
「不動産の権利証、預金通帳、実印などを紛失しても権利を失うことはありません。預貯金については金融機関にご相談を。また、健康保険証が手元になくても、氏名、生年月日等を医療機関に伝えれば保険診療を受ける事ができます」
その他、「お金の支援制度」は、「もらえる」「借りられる」とわかりやすい言葉で書かれていたり、「こども・教育の支援制度」には「小中学校の就学援助措置」があったりするなど、ざっと見て、すぐわかるのがありがたいです。救済制度があるかないかがそもそもわからないと手続きしようがないですが、あることさえ分かると詳細は調べられますからね!
行政が発行している防災リーフレットの情報が古くなっていると、「被災ローン減免制度(二重ローン対策にも)」という部分が書かれていない事もあります。このリストを切り取って、保管しておかれること、おすすめします!
さて、このような災害後に役立つ情報を書いていて、このごろ実感していることがあるので、余談っぽいですが、今、お伝えしなければならない時期なので、一言!
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/08/26
-
-
ゲリラ雷雨の捕捉率9割 民間気象会社の実力
突発的・局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ雷雨」は今シーズン、全国で約7万8000 回発生、8月中旬がピーク。民間気象会社のウェザーニューズが7月に発表した中期予想です。同社予報センターは今年も、専任チームを編成してゲリラ雷雨をリアルタイムに観測中。予測精度はいまどこまで来ているのかを聞きました。
2025/08/24
-
スギヨ、顧客の信頼を重視し代替生産せず
2024年1月に発生した能登半島地震により、大きな被害を受けた水産練製品メーカーの株式会社スギヨ(本社:石川県七尾市)。その再建を支えたのは、同社の商品を心から愛する消費者の存在だった。全国に複数の工場があり、多くの商品について代替生産に踏み切る一方、主力商品の1つ「ビタミンちくわ」に関しては「能登で生産している」という顧客の期待を重視し、あえて現地工場の再開を待つという異例の判断を下した。結果として、消費者からの強い支持を受け、ビタミンちくわは過去最高近い売り上げを記録している。一方、BCPでは大規模な地震などが想定されていないなどの課題も明らかになった。同社では今、BCPの立て直しを進めている。
2025/08/24
-
-
-
-
ゲリラ豪雨を30分前に捕捉 万博会場で実証実験
「ゲリラ豪雨」は不確実性の高い気象現象の代表格。これを正確に捕捉しようという試みが現在、大阪・関西万博の会場で行われています。情報通信研究機構(NICT)、理化学研究所、大阪大学、防災科学技術研究所、Preferred Networks、エムティーアイの6者連携による実証実験。予測システムの仕組みと開発の経緯、実証実験の概要を聞きました。
2025/08/20
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方