2018/02/02
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
そして、こちら。
底が2気室になってアウトドアバック風です♪赤ちゃんとは別に保管したいものなど入れて置くことができます。
また、この底の部分にオムツ替えシート兼用断熱シートをいれていただければ、このまま避難所で赤ちゃんを寝かせても寒くないベットになります。さらにまわりを段ボールで囲えば、冷気を十分に防げます。
■受験生にもおすすめ!受験にも災害時にも、日常にも役立つぷちグッズをご紹介
http://www.risktaisaku.com/articles/-/4495
こちらの写真では移動中の赤ちゃんの頭を守るために衝撃吸収材として、タオルが入っています。普段はここにオムツ替えシート兼用断熱シートを入れても、もともと断熱材は(ぷちぷちもそう)衝撃吸収材なので、おすすめです。
さらに、赤ちゃんの避難の時に持っていてほしいのは母子手帳です。赤ちゃんが生まれる前から出産時の状況その他、医療情報が細かく書かれています。支援する医師や助産師さんはこの情報を重視して赤ちゃんの様子を見ます。ですので、赤ちゃんの避難カバンにいれておいてほしいのです。ポケットがたくさんあるので、母子手帳以外にもいろいろ入れられます。
また、夜間の避難も想定してますので、リフレクター(反射板)もついています。
開発者のNPO法人だっことおんぶの研究所所長の園田正世さんも、普段使いする予定とのことで、子育てバックとして使える工夫がこらされています。
ということで、自分もちょっとだけアドバイスしたからって、まるでステマ?と思われそうな内容でもありますが、とにかく、新生児の赤ちゃんと親がどうしたら円滑に安全に無理なく避難できるか、ずっと「だっことおんぶの研究所」と一緒に訴え続けてきたことでもあるのです。製品を使うにしろ、使わないにしろ、新生児とその親に関心を持っていただければそれだけでも本当に嬉しいです。
特徴:
・首がすわらない時期の乳児避難にも使える
・避難生活ですぐに使いたい育児用品と一緒に運べる
・普段は普通サイズバッグ、いざというときには大容量にアップ
・持ち運んでも揺れない工夫がいっぱい
・衝突の衝撃を弱めるクッションを入れる場所
・2気室構造で中身を分けられる
・夜間でも安心の反射板
・カードを入れたり、情報がさっと見られる内側透明ポケット
・実用新案出願済み
・お問い合わせ先 NPO法人だっことおんぶの研究所 info@babywearinlabo.com
そして、新生児が身近にいない方であってもこのようなトートバックを持って避難している方を見かけたら、赤ちゃんが入っているかもと推測していただきたいのです。
わからないと、焦るあまりカバンにぶつかる方もいるかもしれません。でも、わかっていると、赤ちゃんがいるのねと声をかけたり、他の荷物を持ってあげたり、上のお子さんが避難できるようお手伝いができるかと思います。
新生児の赤ちゃんとの避難は本当に心細いことだと思います。ひとりで赤ちゃんは守れません。地域のみなさまのご協力、よろしくお願いいたします。
(了)
アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』の他の記事
おすすめ記事
-
-
-
中澤・木村が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/10/28
-
-
-
-
-
月刊BCPリーダーズ2025年上半期事例集【永久保存版】
リスク対策.comは「月刊BCPリーダーズダイジェスト2025年上半期事例集」を発行しました。防災・BCP、リスクマネジメントに取り組む12社の事例を紹介しています。危機管理の実践イメージをつかむため、また昨今のリスク対策の動向をつかむための情報源としてお役立てください。
2025/10/24
-
-
「防災といえば応用地質」。リスクを可視化し災害に強い社会に貢献
地盤調査最大手の応用地質は、創業以来のミッションに位置付けてきた自然災害の軽減に向けてビジネス領域を拡大。保有するデータと専門知見にデジタル技術を組み合わせ、災害リスクを可視化して防災・BCPのあらゆる領域・フェーズをサポートします。天野洋文社長に今後の事業戦略を聞きました。
2025/10/20








※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方