2023/05/28
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】ウクライナ軍当局は、28日未明にかけて首都キーウ(キエフ)などにロシア軍のイラン製ドローン54機が飛来し、52機を撃ち落としたと発表した。このうち40機以上はキーウ上空で破壊された。キーウへのドローン攻撃としては、ロシアが侵攻を開始した昨年2月以降で「最大規模だ」としている。
AFP通信は、今回の空襲で少なくとも2人が死亡したと伝えた。
ウクライナ軍によると、キーウ州を中心にウクライナ中部の軍施設や重要インフラが標的にされた。軍当局者は、キーウで空襲警報が5時間以上続き、攻撃は幾度にもわたって行われたと語った。ドローンの残骸が落下して死傷者が出たほか、倉庫やショッピングセンターなど複数の建物で火災が発生したという。
北東部ハリコフ州のシネグボフ知事は28日、国境近くの集落がロシアの空爆や砲撃を受けたと通信アプリ「テレグラム」に投稿。同日までに2人が死亡したと発表した。
一方、タス通信は、ウクライナ国境に近いロシア南部クラスノダールの製油所にドローン数機が接近したと報じた。ドローンは撃ち落とされ、製油所への影響はないという。
〔写真説明〕28日、キーウ(キエフ)で、落下してきた破片によって上層部が破壊された建物(ロイター時事)
〔写真説明〕キーウ(キエフ)のクリチコ市長=8日、キーウ(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)


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