2023/06/22
防災・危機管理ニュース
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)のテロ対策に不備が相次いだ問題で、原子力規制委員会は22日の臨時会合に東電の小早川智明社長らを呼び、規制委が指摘した課題への対応状況などを聞いた。小早川社長は「改善措置の仕組みについては、7月中をめどに形を作りたい」と述べた。
柏崎刈羽原発では不正侵入検知装置の故障や、社員によるIDカードの不正使用などテロ対策の不備が続発。規制委は2021年4月、事実上の運転禁止命令を出し、追加検査で東電の改善状況を確認してきた。
しかし、規制委は今年5月、荒天時に侵入検知装置の誤動作を防ぐ取り組みや、セキュリティー対策を継続して自己点検する仕組みなど4項目が未達成と指摘。追加検査の継続を決めた。
臨時会合で小早川社長は、荒天時の体制整備などを7月中に終えた上で、訓練や有効性評価を行う方針を示した。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月14日配信アーカイブ】
【5月14日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:行動指針の意義
2024/05/14
-
-
情報セキュリティーは個人のリスク目線では通用しない
学生時代からパソコンを使いこなしてきた人が新入社員に多くいる昨今ですが、当然、個人と会社ではセキュリティーの重心が違います。また、人事異動で新たに着任した社員も、業務が変われば情報資産との関わり方が変わり、以前と同じ意識でのぞめばよいとは限りません。新年度にあたり、情報セキュリティーのルールは特に徹底したいところです。
2024/05/10
-
-
サイバーインシデント対応の基本知識と準備
本勉強会では、一般的な情報セキュリティインシデントとサイバーインシデントの違いや、その初動対応について事前に準備すべきことと合わせて、自社で手軽に訓練・演習を実施するためのポイントを解説します。2024年5月8日開催。
2024/05/09
-
-
炎上の原因はSNS上の振る舞いのみにあらず
新年度から仲間に加わった新入社員は「デジタルネイティブ」と呼ばれ、友人とSNS で交流するのがあたり前の世代です。が、学生時代と違い、社会人になれば取り巻く環境が変わり、自身の立場も変わる。うかつな投稿が「炎上」につながるケースは少なくありません。新人研修のテーマにSNSリスクを組み込むなどして教育を徹底したいところです。
2024/05/08
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年5月7日配信アーカイブ】
【5月7日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:令和5年度企業の事業継続及び防災に関する実態調査
2024/05/07
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方