【ワシントン時事】ロシア国防省は28日、首都近郊のモスクワ州に飛来した無人機を撃墜したと発表した。また、南部ロストフ州でも2発のミサイル攻撃があり、迎撃した際の残骸が港湾都市タガンログなどに落下したと主張した。国防省はいずれもウクライナによる攻撃だと断定した。
 ウクライナ側はロシア領内での攻撃に関して特に反応していない。ただ、ポドリャク大統領府顧問は「タガンログを含め、ロシアで起きていることは全て、ロシアが始めた大規模な戦争の結果だ」と批判した。
 ウクライナでも、東部ドニエプロペトロフスク州のドニプロに28日、ロシア軍によるミサイル攻撃があった。集合住宅と治安機関庁舎が被害を受け、負傷者がいる。ゼレンスキー大統領は「ロシアの侵略とテロ行為を罰するため、われわれはあらゆることを行う」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)