ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州クリブイリフで7月31日、集合住宅などに着弾したロシア軍によるミサイル攻撃で、現地メディアによると、死者は6人、負傷者は75人に増えた。がれきの撤去が進み、捜索活動は終了した。クリブイリフ出身のゼレンスキー大統領は動画演説で「(民間人を狙った)テロであり、他の呼び方をする人は世界にいないだろう」とプーチン政権を非難した。
 ゼレンスキー氏の説明では、弾道ミサイル2発が地上発射型ミサイルシステム「イスカンデル」で撃ち込まれた。ロシア軍が発射した地点は、2014年から占領下にある南部クリミア半島ジャンコイという。 
〔写真説明〕31日、ロシアのミサイルで破壊されたウクライナ東部クリブイリフの集合住宅(AFP時事)
〔写真説明〕ロシアの地上発射型ミサイルシステム「イスカンデル」=2017年8月、モスクワ近郊アラビノ(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)